塩船観音寺

今日は足を青梅方面に伸ばしてみました。

塩船観音寺という寺があることは知っていましたが、御岳に毎週通うようになって１５年、一度も訪れたことがありませんでした。

つつじが綺麗との噂ですが、季節はまだ早いけれどもまあちょっと覗いてみようという軽い気持ちで行ってみましたが、期待以上の名刹でした。

「大化年間(西暦645～650年)に若狭国の八百比丘尼が一寸八分の紫金の観音像を当地に安置したのが開山と伝えられ　貞観年間(859～877年)には安然和尚が十二の坊舎を建て興隆を極めたと伝えられております」とのことですから大化の改新のころに開山されたとても由緒あるお寺さんだったのですね。

場所は奥多摩の山塊が尽きて関東平野が広がり始める丁度境目、青梅線では東青梅か河辺から北方向へ２ｋｍ程度です。

緑の囲まれた長閑な風景の中、最初に目を引いたのが、参道脇の大杉、樹齢１０００年以上、幹周６メートルを超え樹高も４０メートルの威風堂々とした姿に圧倒されます。

参道を登っていくと、本堂がありますが、室町年間に建立されたという本堂はさほど大きくはありませんが茅葺で風情がります。

国の重要文化財にも指定されているそうです。

本堂を過ぎて観音様の立っている丘陵に向かって登っていくと、すり鉢状になっている斜面一杯につつじの木が植えられているのが見えてきました。

まだ僅かばかりしか咲いていませんでしたが、満開の季節には素晴らしいパノラマが展開されることと思われます。

そのころにもう一度訪れたいと思いました。

【拝観料　通常期　無料　つつじ祭りの時期　３００円】

http://www4.ocn.ne.jp/~kannonji/index.html