奥多摩むかしみち②
浅間神社を過ぎて山道を暫く歩くと山の中に急に集落が見えて来ます。
こんな山の中腹に集落があるなんてと驚いていたら、舗装された道路が。
なんだ車でここまで上がって来られるのかとちょっとがっかりした途端、道を間違えてしまいました。
むかし道は、左側に折れて再び山に入っていく道でした。
山の中腹から渓谷まで下る山道、逆ルートを辿るとゴール前の結構険しい登り道になります。
山歩きする人にはなんてことない道ですけれど、散歩がてら来た人は、ゼイゼイ言いなが登っていました。山を下ると車も通れる生活道に出ます。
ここからは歩くのはずっと楽になります。渓谷沿いの道を暫く進むと綺麗な純白の花がお出迎え。
春の奥多摩は山のあちこちで一斉に花が咲き乱れています。
暫く進むと道所の吊り橋が見えてきました。
林業のための吊り橋で観光用の橋のような華やかさはないけれども、ゆらゆらと揺れる吊り橋を渡るのは楽しいもの、橋の真ん中からの風景は上流側も下流側も絶景です。
カヤックで漕げるかな、漕ぎたいな。思わずチェックしてしまいました。
水量によっては楽しいツーリングが出来そうですが、アプローチ(カヤックと人を下す)に、ザイルワークが必要かもしれません。
この先、牛頭観音様、馬の水飲み場、縁むすびの地蔵尊、がんどうの馬頭様など見どころが目白押しの地域を歩きます。
写真におさめながら更に進むと多摩川に掛かるもう一つの吊り橋、しだくら橋に辿り着きました。
この橋から下流を見ると、大きな岩が渓谷に所狭しと散乱している荒々しい渓谷が続きます。
寛保2年と明治40年の大水害で多数の巨石が押し流された後とのことですが、伝説ではしだくら谷の大蛇の仕業だとのこと。
伐採した木々を流して運んでいたころは鳩ノ巣渓谷とともにとても危険な難所だったと言われています。
小河内ダム放流時にこの渓谷をカヤックで下ったら・・・、ここはちょっとやばい難所ですね。想像しただけでドキドキしてしまいました。
しだくら橋より先は次回のブログで。
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