奥多摩むかしみち③
しだくら橋を過ぎて暫く歩くと、惣岳の不動尊があります。
その先の民家の軒先の薪が綺麗に整理されて保管されていたので思わず写真を撮ってしまいました。
煮炊きとお風呂は薪を使って生活しているのでしょうか?
集落の先を更に進むと、はるか上にコンクリート製の橋が架かっている景色に出くわしました。
この橋は、小河内ダムの工事資材を運んだ氷川水根線の高架橋です。
小河内ダムの完成とともに鉄道の運行はストップして、結局は歴史の遺物となってしまった橋なのですが、この線路、是非とも復活させてトロッコ列車を走らせて欲しいですね。
山肌のすぐ脇を通りトンネルあり鉄橋ありのとても楽しい観光路線になるでしょう。
先を急ぎます。暫く歩くと耳神様があります。
昔の人が耳の病気になってもお医者さんで治療などしてもらえませんでしたので、穴の開いた小石を耳神様に供えて一心に祈ったそうです。
その先には弁慶の腕抜き岩、白髭神社と見どころが続きます。
時々小さな集落の点在する道を歩き続けるとある家の軒先で採ったばかりのわらびが無人販売されていました。
丁寧にもあく抜きのための灰も付いていました。見ると一束が結構太くて200円。わらびを料理したことなんてありませんが思わず買ってしまいました。
檜村を過ぎたあたりから、道沿いの所どころにお地蔵さんが祀られているのを見かけるようになりました。
お供えものもされていて、集落の人々の心のよりどころになっているのでしょうか。
急坂を上り詰めたところに大きな槐木が生えていました。
ここは昔に人達の馬の休み処だったそうで、かつては木炭背負い出しの人々で賑わったそうです。
ここまで来れば氷川はもう目と鼻の先ぐらいです。あとひと踏ん張り歩きます。
むかしみちが氷川水根線の線路と交錯するところ、氷川方面にトンネルがあります。
ちょっとトンネルの中を覗いてみると、空気がひんやりとしていてとても気持ちよかったです。
線路を越えて坂を降りればもうゴールはすぐそこというところに羽黒三田神社の参道があります。
このまま青梅街道に降りてもよいのですが、最後にちょっと頑張りました。
この参道、かなりの急坂というかちょっとおかしいんじゃないっていうぐらいの急傾斜。45度以上はあるはずです。
登ること200段以上、急な階段が終わったら神社があると思いきや、更に山道の参道が続いていました。
今日は散々歩いて疲れ切っていたので、参道の階段を登ったところで神社の参拝は終了、急な階段を下って氷川の町に辿り着きました。
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