御岳山から鳩ノ巣へ

今日は御岳山から鳩ノ巣へ抜ける巻き道を歩いてみました。

この道を初めて歩いたのは小学校４年生の遠足の時。当時は疲れを知らなかったなあ。

そして９年前のエクストリームレース奥多摩大会で、マウンテンバイクで駆け抜けました。

初めて本格的な山をマウンテンバイクで走り、楽しさのあまり崖下に転落した楽しい思い出のある道です。（今はマウンテンバイクの通行は禁止になっているはずです）

山頂の御岳神社を参拝したのち、少し下って嶺雲荘の手前の小道を左折します。

藁葺き屋根の旧家を右脇に見ながら直進すると鳩ノ巣方面の案内板が見えます。

この先、１時間以上尾根下の巻き道を歩くことになりますが、途中に案内板はありません。でも道は安全な１本道です。

巻道なので適度のアップダウンはありますが急な登り坂や下り坂がなくのんびり散歩気分で歩ける登山道。

広葉樹の樹林帯と杉が植林された樹林帯が交互に現れます。樹林帯の中を進むため、眺望は残念ながらあまり期待出来ません。

所々、上流の窪地から湧き水が染み出すのでしょう、小さな渓流が流れています。この水が多摩川に注がれているのですね。

小さな渓流に魚の泳ぐ影が見えました。残念ながら撮影することは出来ませんでしたが、こんな小さな流れにも命が宿っているのですね。

気持ちのいい小道なのですが、１時間ぐらい歩き続けてそろそろ休憩したいと思い始めたころ、山道がすこし下り始めました。

更にひと踏ん張り歩くと漸く分岐点に到達。海沢（三つ窯の滝方面）、海沢（上坂方面）、鳩ノ巣に分かれます。鳩ノ巣方面の下り坂を降ります。

途中、木いちごを摘みながら下ること３０分、山肌に綺麗に石垣が積まれているのを発見。

今は山林の一部になっていますが、以前は集落があったのではないかと思われます。もう少し下ったところで、越沢バッドレスが見えてきました。クライマーという種族の方々が岩登りのトレーニングをする場所です。

この絶壁を真近かで見たいなら、越沢バッドレスキャンプ場方面へ降りて沢沿いの道を進みましょう。（越沢バッドレスキャンプ場は別のブログで紹介します。残念ながら２０１１年にキャンプ場は閉鎖されましたが、今も沢沿いの遊歩道は通行できます。）

林道を暫く下ると鳩ノ巣の町がだんだん近づいて来ます。御岳のクラブハウスから４時間半の気持ちのよい散歩でした。

よく歩いたご褒美にギャラリーぽっぽのカレーを戴いて帰りました。