多摩川沿いの集落を散歩(梅沢から丹三郎へ)
小雨のぱらつく天気でしたが、奥多摩山歩き絵図を片手に梅沢集落から丹三郎集落をぐるっと歩いて回って来ました。
普段は御岳のクラブハウスから白丸湖へ向かう際、吉野街道を車でサッと通ってしまうだけのこの地区ですが。脇道の生活道に入ると景色は一遍します。
火の見やぐらのすぐ脇を左折すると熊野神社が見えてきました。田舎のどこにでもある神社のひとつなのですが、それぞれの集落の長い歴史を見てきた神社なのですね。
鳥居が前後から控え柱で支えられています。この様式は神仏混淆の神社に多いそうです。
暫く歩を進めると栗の木が小さな毬をつけているのを発見、先日まで花が咲いていたのにもうこんなに成長しているのですね。
集落の小さな児童公園に変なものを発見。子供のころに沢山遊んだ回転遊具、可哀相に地面に縛られて回らなくなってしまって物悲しいオブジェになっていました。
沢沿いの若木から何やらいい香りがしています。よく見ると山椒の木でした。
若い実も沢山つけていたのでひとつ摘んで口の中に。その後約1時間酸っぱいような辛いような口の中が痺れる感覚に悩まされました。
山椒は小粒でもピリリと辛い。正にそのままの感覚でした。
御岳山方面に上がって行く林道があったので、予定も特に決めていなかったのでそのまま登ってみました。
梅沢寸庭林道、沢沿いの道をのんびりと登ります。回りの植物を観察しながらゆっくり歩ける林道歩きもいいですね。
途中、モンシロチョウとモンキチョウが乱舞していたのでしばし写真家に。昔はどこにでもいた蝶々でしたが最近都会ではあまり見られなくなりました。
巻き道まで出ると絶景です。丹三郎から大塚山経由御岳山に登る登山道と交差した地点から丹三郎方面へ降りました。
丹三郎の集落に降りると家々の庭に花が植えられていて、集落全体が花畑のよう。丹生神社の大杉も見事でした。
出来るだけ生活道を通って梅沢方面へ戻ります。途中名もなき石仏や古い水車を眺めながら歩を進めると、六地蔵の脇に梅沢のイヌグスの看板を発見。この巨樹は一見の価値ありでした。
御岳方面に戻る途中で奥多摩フィッシングセンターへちょっと寄ってみました。
車で来られる方は青梅街道からしか入れませんが。徒歩であれば吉野街道沿いからも入ることが出来ます。
ちょっとだけ釣りを楽しみたいという人にはお手軽な池釣り体験も行っていました。
竿・餌付でたったの400円で釣りが楽しめます。本格的に釣りたい方は渓流エリアで。
クラブハウスからぐるっと一回り3時間の散歩。
歩くといろいろなものが見えてきます。隠れた奥多摩の魅力をもっともっと探します。
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