倉沢を遡上して棒杭尾根を登る
今日はとても暑かったので、百尋ノ滝にでも行ってみようと車で日原方面に向かいました。
川苔山方面へ向かう林道の付近で車を停められる場所を探したのですが、日原街道はどこも駐車禁止で倉沢林道の入り口まで来てしまいました。
ならば倉沢林道を遡って、倉沢鍾乳洞跡でも見てこようと予定変更。なんの予備知識もなく林道を歩いて倉沢を遡りました。
林道から眼下に見える倉沢、なかなかの水量でいい沢ですね。登るにつれていたるところで急峻な山から滝のように水が滴り落ちています。
水溜りには綺麗な蝶々が羽を休めています。
登ること30分あまり苔むした橋を渡ったところで道路が崩落している場所に至りました。
数年前の大雨で斜面の木々と道路が土砂で押し流された跡です。今でも手つかずのまま、崩落した岩と木々を跨いで先に進みました。
ここからは道路も苔むした緑の世界が広がっていました。
林道の終点を過ぎ、いつの間にか登山道に変わりましたがそのまま倉沢を行けるところまで登ってみました。
これ以上は沢登りの装備がないと登れないので、林道に戻る途中、尾根の方へ進む山道があったので、軽い気持ちで歩を進めました。登る道があると登りたくなちゃう習性が自分にはあるようです。
倉沢のヒノキの方向へ向かっているんじゃないかな?なんて勝手に期待して登り始めたはいいものの、どこまでもどこまでも登りが続きます。
結構な登山になっちゃったと思った時はすでに遅し。いまさら引き返すことも出来ないのでさらに登り続けました。
スギの植林地帯を抜けると。ブナやミズナラなど落葉広葉樹の森が広がり始めました。
尾根を登り始めて1時間は経ったでしょうか、尾根にはあちらこちらの巨樹がどっしりと生えています。いつの間にか山深い奥多摩のど真ん中に来ていました。
更に登ること少し、今日初めての道しるべを発見。ここで初めて棒杭尾根を登っていたことを確認。その後1420mの名もなきピークまで登って引き返しました。
帰り道の途中、林道で落ち葉拾いをしていた人に倉沢鍾乳洞の場所を教えてもらって見てきました。
倉沢を対岸に渡ると石灰質の岸壁に幾つもの空洞が、メインの洞窟への道は封鎖されて入ることが出来ませんでした。
遥か昔は修験者の修行の場、25年ぐらい前までは日原の鍾乳洞のように一般公開されていたそうです。一度入ってみたかったです。
倉沢を巡る林道歩き、思いのほか濃い散歩となりました。奥多摩には名もなき秘境がまだまだ沢山ありますね。
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