台風18号による多摩川増水について
台風18号が秋雨前線を刺激したため関東地方でも広範囲で大雨が降りました。
多摩川の水源地域でも150mm以上の降雨量が観測されたため、一時的に大量の雨水が支流を通じて多摩川に流れ込みました。
現在(10日午後3時)雨は止んでおりますが、水源地域の沢や支流からの流れ込みは暫く続きますので、多摩川の増水も当分続くことが予想されます。
先ほど小菅川、丹波川、日原川及び奥多摩湖(小河内ダム)白丸湖(白丸ダム)をチェックして来ましたので現状を報告させて頂きます。
今後の水量(水位)に関しては天気次第ではありますが、ある程度の予測をさせて頂きます。
シルバーウィークに多摩川でリバーアクティビティをされるご予定の方の参考になればと思います。
多摩川の本流丹波川の流量はかなり落ち着いてきています。昨日の降り始めからの雨量は丹波山で160mm程度。
小菅川の流量は丹波川よりやや多く、まだ濁流が流れています。昨日の降り始めからの雨量は松姫峠で160mm程度。
小河内ダムは9月10日正午現在 貯水率92.9%
ダムからの放水量は毎秒141トン(発電放流 約20トン/秒 余水吐放流 約120トン/秒)
貯水率が92%を下回るまで余水吐からの放流が続くと思われます。
日原川の流量は昨日よりも大幅に減少したものの、目算で20トン/秒程度の流量があり、もうしばらくは濁流が流れそうです。
昨日の降り始めからの雨量は日原で180mm程度。
白丸ダムは現在全開放しています。
小河内ダムの余水吐からの大量放流に伴い、白丸ダムが全開放しているため、白丸湖は昔の姿(川)に戻っていますので現在白丸湖では漕げません。
小河内ダムの余水吐からの放流が終了するまで白丸ダムは開放状態が続くことが予想されます。
上記の流量の影響で、下流の多摩川では現在増水状態が継続しています。御岳ではフェリーグライドのクラブハウス前(スタートの瀬)で普段よりも2mを越える増水となっています。
今後の多摩川(白丸湖と御岳近辺)の水量については、フェリーグライドのフェースブックで頻繁にアップさせて頂きます。
なお、シルバーウィークまでには白丸湖の水位は平常に戻りますのでカヤック体験をされるご予定の方、ご安心下さい。
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