じゃばらカップ参戦記
和歌山県の飛び地、北山村で行われた第1回じゃばらカップに出場して来ました。
昨年度の国体カヌースラロームレースの開催地、北山村を流れる北山川でのこの大会、地元の皆様のカヌーへの熱い気持ちのこもった特別な大会でした。
国体和歌山県代表だったスラローマーK君に誘って頂いて予備知識もほとんどなく参加したのですが、会場に着いて川の様子を見てまずビックリ!!
こんな激流で草レースやるのか!!
スタート地点まで行くのにも、渓谷を下った後、川岸の岩場伝いに歩きます。まるでレッドブル主催のエクストリームレースに参加するみたいです。
こんな険しい渓谷にワイヤーを張ってゲート設営して下さった方々にただただ感謝です。
土曜日はゲート設営準備が終わらなかったので、スラロームコースは2度ほどダウンリバーしただけ。その後に筏下りのコースでダウンリバーを満喫しました。
試合当日の日曜日、デモのパドラーが流れに翻弄されてなすすべもなく落ちて行くのを見てこれは大変なコースだと改めて実感。
流れが強く水が荒れているので、しっかり漕いでスピードをつけないと艇のコントロールが出来ない川です。勇気を気合いでとにかく漕ぎまくりました。
5番から8番までの高速スタガーゲートを如何にかラインコントロールすると9番ゲートが左の流れの中のアップゲート。1本目は落ちてしまい不通過になってしまいましたが、2本目はどうにかクリア。
そして12番ダウンゲートから大きな落ち込みを突破して、13番のアップゲートへ。
一瞬身体ごと完全に水中にいなくなってしまいます。左パドルでどうにか水を掴んでコントロールしました。
2本目は全ゲート通過して表彰台は逃したものの全体で4位。私にとっては出来過ぎの結果でした。
スクールを初めてから仕事優先でスラローム大会からはご無沙汰していましたが、御岳で基礎トレーニングを積んでいるので激流にも対応出来ました。
滅多に漕げない激流でのスラローム。とても良い経験をさせて頂きました。
来年は生徒さんを連れて行きたいと思いますが、この激流でゲートを通過するためには沢山の練習と経験が必要ですね。
北山川のスラロームレースは初級スラロームコースの範疇を遥かに超えていますが、基本がしっかりとマスターすれば漕げるかもしれません。53歳の私でも全ゲートクリアできましたから。
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流れのある川を安全に漕げる様になるためのダウンリバーコース。
スラローム技術を習得するための初級スラロームコースがあります。