白丸湖が完全抜水されました

白丸ダムの補修工事のため11月26日から水を抜き始めていた白丸湖ですが、今日(12月15日)の様子を白丸湖に行って撮影してきました。実は昨日から多摩川(御岳渓谷)の水が濁り始め、今朝になったら茶色の水が流れていました。白丸湖の土砂の除去工事が始まったのでは?と思い、白丸湖まで確認に行ってきました。

白丸ダムの工事現場の警備の方に伺ったところ、ダム周辺での土砂の取り除き作業はしていないとのこと。念のため、白丸湖の上流にある氷川発電所の放水口付近をチェックしてきました。


白丸湖の上流部の土砂の除去工事をする時は通常この入口からユンボとダンプカーを下ろして作業を行います。工事を行った形跡もなく、工事を予告する看板も設置されていませんでした。放水口から流れ出る水も多摩川上流部から流入する水も澄んだ綺麗な水でした。


数馬峡橋まで戻って橋の上から下流を覗くと、12月初めに見た時よりも水位がかなり下がっていました。ダム付近はどうなっているのか、工事の規制で白丸ダムの駐車場からは見えなかったので、左岸の遊歩道をダム付近まで歩いてチェックしました。

12月1日に確認した時よりも水位がかなり下がっていました。更に下流へ進みます。

水位が更に下がっていて、灰色の土砂が沢山堆積していました。白丸湖も完成してから60年。かなり土砂で埋まってしまっています。土砂が濡れているので、最近水位が落ちたのでしょう。

流れが土砂を攪拌するので、上流部では澄んでいた流れがこのあたりでは結構濁っていました。濁りの原因は土砂の除去工事ではなく、この1~2日で水位が下がり、湖の底に溜まっていた土砂が川になった白丸湖の流れで攪拌されたためだったようです。

突然川になってしまった白丸湖に途方に暮れたカモたち。これからどうしようかと緊急会議をしていました。

御岳の多摩川の水の濁りは当面は続きそうですね。土砂がある程度流れてしまえば、濁りも徐々に落ち着いてくれるでしょうか?早く清流が流れる多摩川に戻ってほしいものです。
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