小河内ダムの余水吐きからの放流(9/3更新)
昨日の午後1時から小河内ダムの余水吐きから放流を行っています。一昨日の東京都水道局のプレス発表では今日の午前2時ぐらいに最大150㎥/秒放流を行うとのことでしたが、夜中から朝にかけて御岳の多摩川の水位は思ったより増えていなかったため、今朝、小河内ダムの様子を見てきました。
小河内ダムの余水吐きから放流が行われていました。ただ、思ったよりは放流量が少なかったです。余水吐き脇の守衛室の守衛さんに夜中の放流量について伺ったところ、夜中に150㎥/秒の放流は行われなかったとのこと。現在の貯水率は約92%で放流量は60㎥/秒だと教えて頂きました。(守衛所に設置されている電光掲示板は故障のため、直近1~2カ月情報が表示されません)調布橋の水位が-1.71m(午前7時)だった理由が判明しました。
多摩川水系貯水量情報でも夜中の2時以降の急激な貯水率の低下が見られませんので、60㎥/秒程度を継続して流していたようです。
多摩川に流れ込む日原川の様子をチェックして来ました。昨日は13mm程度しか雨が降っていないので、濁りの割には水量は多くありませんでした。
白丸湖の様子も見てきました。小河内ダムから60㎥/秒、日原川からも10㎥/秒程度は流れ込んできていて白丸ダムのゲートも全て部分開放しているので、白丸湖も緩い流れが発生していました。
フェリーグライドのクラブハウスの下のスタートの瀬の様子です。
この増水がいつまで続くのか、ちょっと心配ですね。小河内ダムの余水吐きからの放流を60㎥/秒流し続けると、理論的には1日で貯水率が2.8%減少します。でも、流域の山々に降った雨が時間差で奥多摩湖に流れ込むので、奥多摩湖の貯水率は急激には下がらないでしょう。これからも台風が頻繁に発生することが予想されるので、今後ある程度貯水率が低下するまでは余水吐きからの放流が止まらないことが予想されます。
9月3日午後3時に余水吐きからの放流が停止しました。
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