多摩川ダウンリバー(氷川~白丸湖/奥多摩カップコース)
今日6月4日奥多摩カップコースの下見のため、氷川~白丸湖の区間をダウンリバーしました。
現在奥多摩湖の貯水率78%、平年並みなのですがダムからの放水はかなり少なく水量はポリ艇でダウンリバー出来るギリギリの水量でした。
水面に露出した岩と隠れ岩が行く手を阻み、水量が多い時よりもよっぽど難しいダウンリバーでしたが、普段ストッパーを作る岩やいやらしい隠れ岩の位置が良くわかり、良い経験になりました。
改めてレースの下見を兼ねて下ってみると、岩と岩の間を避けるルートのコース取り、急カーブのコース取りなど結構難しいです。
カヌー初級者でも出られるレースっていうイメージがありますが、子供は兎も角大人は沈する人が続出するのも頷けます。
せっかくなのでレース参加者にワンポイントアドバイスを
まずは、スタート直後の急流。急流の真ん中に大きな岩が縦にふたつあります。
当日の水量次第で隠れ岩がどこにあるかによって最適なラインは変わりますが、スタートする前にどこのラインを通るか予め決めておくべきです。
興奮して漫然と漕ぐと気が付くと岩に近寄り過ぎて岩を避けながら沈する羽目になります。
どうしても岩に絡みそうになった時はカヤックをちょっと岩の方に傾けるぐらいの意識で踏ん張ると転ばない確率が高くなります。
スタート直後の瀬を無事に通過すると直ぐ流れが右岸にぶつかっています。
左の急カーブに対して、早めにカヤックの向きを左に向けてちょっと左よりを通過します。
この手の急カーブがこの後も数カ所ありますので、注意して通過して下さい。
左カーブを無事通過してもまだ気を抜かないで下さい。この後に岩と岩の間をジグザグに抜ける一番の難所があります。
レース当日に下見をせずいきなり突っ込むと初心者には結構難しい場所です。
氷川のキャンプ場から右岸の遊歩道を下流に歩いて2分程の所に吊り橋があり岩の様子が遠望出来ますので、不安な方は一度見ておくと良いでしょう。
ここは左岸よりのルートがお勧めです(当日の水量によって最適なルートが変わる可能性もあります)が、カヤックの向きを右へ向けるタイミングが遅れると、左の岩にぶつかってしまうので注意が必要です。
その後もそこそこ難しいカーブがありますが、最初の3つのポイントをクリアした人なら沈する心配はないでしょう。
放水口を通過して白丸湖に入った時点から本当のレースが始まります。
この静水区間が結構長くて疲れます。基本のフォワードストロークがいかに大事かよくわかると思います。
参加者の皆さん、当日は楽しみながら頑張って下さい。
ちなみに、フェリーグライドでは前日の土曜日に氷川~白丸湖間のダウンリバーレッスンを行います。
参加を希望される方は工藤までご連絡下さい。
フェリーグライドのカヤック体験・スクール
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流れのある川を安全に漕げる様になるためのダウンリバーコース。
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