増水後の多摩川をチェック

日時　　　７月２８日（火）
水量　　　調布橋　マイナス２．３２ｍ
カヤック　スラローム艇　ＣＡＰＳＥＬ２

先日の台風１１号、関東には近づきませんでしたが、多摩川の上流部に２５０ｍｍ程度の雨を降らせたため、その影響がかなり長い間続いていました。

しかし昨晩から水量がかなり落ちて今日は調布橋水量－２．３２ｍ～－２．３５ｍ位で落ち着きました。

当分このぐらいの水量が維持されることを期待しつつ増水で新たに危険なストレーナー等が出来ていないか確認のため御嶽から河辺のグランドまで下ってきました。

朝は雨がぱらついていましたがお昼前には真夏の日差しに。午前１１時３０分スタートの瀬をスタートしました。

水量が減ってしまったと言っても、通常期の水量よりはまだある程度多いため、本流に乗ればダウンリバーは快適です。

三岩、歯欠け岩、タテチン、隠れ岩の心配もなく快適に下れます。

ミソギの瀬でサップを漕ぐ２人組を発見。ヤクちゃんがお客さんを連れてサップツアーの最中でした。サップでミソギのウェーブに乗っちゃうなんて流石です。

軍畑大橋の下流の二股は増水前と同じ右ルートへ。この水位だとスラ艇でもほとんど隠れ岩の心配をせずに下れました。

奥多摩橋（軍畑大橋の次の赤い橋）手前の左カーブの瀬、増水前と特に変わっていないです。

左岸と左側の岩の間のルートを下るのが一番安全だと思います。

柚木の河原までアッという間に到着。渇水時より隠れ岩が少ないせいか却って難易度が高くなく快適なツーリングが楽しめました。

写真は下流側より撮影しています。

柚木の河原の先が今回のダウンリバーでチェックしたいエリアです。

綺麗な景色と快適な水量で、暫く楽しく下っていると、弘文橋の真下の左岸にストレーナーを発見。以前から存在するストレーナー。

危険だなと常々思っていましたが、おもちゃのようなボートが張り付いていました。

下っている最中にここで張り付いたのではないとは思いますが、こんなゴムボートで多摩川を下るなんて本当に危険です。川は楽しいけれども侮るなかれ。

このストレーナー、左岸の本流上にあるので、あと水位が１ｍ弱上がったらかなり危険ですのでこの場所は覚えておくべきでしょう。

その先は暫く快適なツーリングが続きましたが、ウィズネーチャーさんの５００ｍ位手前の右岸の岩に流れが当たっている場所。

この水量でコース取りを右岸方向へ間違えて取るとちょっと嫌なことになりそうです。岩に当たった水が右岸の小さなエディでグルグルと渦を巻いています。

この中に巻かれると暫く出して貰えないかもしれません。右岸の岩に流れが当たって水飛沫を上げているのがかなり前から確認出来ますので、早めに左にラインを変更しましょう。

ウィズネーチャーさんの前を通過したら、左岸に寄りましょう。和田橋の下あたりは右岸よりは浅いです。

その下の流れの速いザラ瀬はこの水量ならほとんど隠れ岩がないので問題なく下れます。

写真は右岸から撮影しています。

和田橋を通過して３００ｍ位下るとまた右岸の岩に流れが当たっている箇所があります。

避けるのはさほど難しくはないのですが、岩のすぐ脇の流れがかなり荒れていて油断すると艇が引きずり込まれて沈します。しっかり前傾して通過しましょう。

その先２、３注意の必要な隠れ岩等がありますが、丁度良いぐらい本流が流れていますので、快適なツーリングが続きます。

かんぽの宿の回りをぐるっと回るあたりも特に危険な箇所はありません。沢山の人達が川遊びをする中を下ります。

ここまで御嶽からノンビリ下って１時間半、今日の水量では漕がなくても勝手にカヤックが流れてくれるので、全然疲れないし快適です。

その後、河辺のグランドまで特筆すべき危険個所はありませんでした。

但し１カ所ちょっと浅いザラ瀬がありました。スラ艇の船底を２回ばかり擦ってしまいました。

水量がもう少し減った場合は無理せず陸上をポーテージすれば問題ありませんが。

河辺のグランド着が１３時４５分。２時間１５分の快適ツーリングでした。

仲間と一緒にワイワイ遊びながら下って、途中でお昼ご飯でも食べれば４時間ぐらいのツーリングが楽しめると思います。

このブログでは楽しく快適なツーリングと書かせて頂きましたが、あくまでもある程度のダウンリバースキルのある人にとっての話です。

カヤック初心者が１人で下れる水量ではありませんのでくれぐれもご注意下さい。

フェリーグライドでは、御嶽～河辺間のツーリングもレッスンの一環として行っております。興味のある方はメール若しくは携帯でお問合せ下さい。

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