奥多摩湖の貯水率が急上昇(85%まで回復)

今年の9月は毎日のように雨が降ります。最近の10日間で小河内では268.5mmの雨が降りました。特に9月6日(日)の夜から7日(月)の朝に纏まった雨が降りました。


9月5日(土)に小河内ダムをチェックした際の貯水率は65.9%だったので、わずか10日間で20%も貯水率が上昇したのですね。ちょっと驚きです。ここ数年奥多摩は大きな台風の直撃がなく奥多摩湖の貯水率は低下傾向が続き、今年の3月には33%程度まで下がってしまいました。一時は渇水が心配されましたが、渇水の心配はなくなりました。


貯水率85%以上は小河内ダムの余水吐き(洪水吐)からの放流が可能になる水位です。小河内ダムは水位がそれ以下の場合は発電放流でしか水を流せない仕組みになっています。今はまだ9月で今後大きな台風が来る可能性もあるため、貯水率85%以上にはしたくないのでしょう。現在は発電放流を最大(21㎥/秒)で流しています。

奥多摩湖へ流れ込む丹波川、小菅川の流入量が25.6㎥/秒ぐらいなので放流量の方が少し少ないですね。これから更に雨が降り奥多摩湖の水位が上昇傾向になった場合は久しぶりに余水吐きからの放流があるかもしれません。
ダム管理は大変です。貯水率を下げ過ぎると渇水時に水不足になってしまうし、水を貯めすぎたタイミングで大型台風が来ると緊急放流で下流に洪水被害を起こしてしまうこともあり得ます。奥多摩湖(小河内ダム)は東京都水道局が水資源確保のために作った貯水湖であり、現在は利根川水系が水不足になった時に活躍出来るように、普段はなるべく水を貯めておく傾向があるようです。ということで貯水率85%は例年の平均貯水率の99%であり、平常時の水位に戻ったということです。
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