市民球技場までダウンリバーレッスン
今日の生徒さんは60sのスラローマーKさん。
今日の御嶽の水量は(調布橋-2.32m)と普段より多めです。
9月8日の台風の後、多摩川は今だこの水量が続いています。
このぐらいの水量の時は、柚木の河原(ラフティングの終点)よりも下流をスラローム艇でも底を擦らずに快適にダウンリバー出来ます。
ということで、今日は秋晴れの気持ちよい天気に誘われて御岳から青梅市民球技場までの約14kmをダウンリバーレッスンしました。
増水後、三岩の左岸側は砂利が溜まったため、一つ目の岩と二つ目の岩の間をすり抜けるラインを綺麗にトレースすることが最初の課題になります。
一つ目の岩の直ぐ横を正確にトレース出来れば本流は2つの岩の間を流れているので2つ目の岩に激突するようなことはありません。
楽々とクリアしました。歯欠け岩、タテチン、鵜瀬、ミソギの瀬、ハート岩、途中隠れ岩に乗り上げて思わず沈するアクシデントはありましたが、お題のラインでエディーを取りながらスイスイと下りました。
Kさんにとっては普段よりパワーのある多摩川、流れが合流している地点やエディーラインなど普段より荒れているためかなり苦労していたようですが、50代後半でカヤックを始めたころからKさんを見ている私にはこの水量の多摩川をスラ艇でスイスイダウンリバー出来るなんていつの間にか随分と上達したなって関心しながら先導していました。
喜久松園前から先はKさんにとっては初めてのダウンリバー。まだまだ楽しい瀬が沢山あります。
3本堰の脇を通過した後の左カーブ、イン側のラインを正確にトレース出来れば問題なく通過出来るのですが。お題通りのラインで問題なく通過出来ました。
柚木の河原でおにぎりを食べた後、更に漕ぎ進みます。
ここからはダウンリバーする人が減ってしまうのですが、実は柚木の河原から数キロは川から道路や人家が全く見えないため景色がとても綺麗でとても楽しくダウンリバーできるエリアなのです。
ラフトコースでもある柚木の河原までよりは多少流れもフレンドリーになりますが、とはいえ-2.32mの水量では結構激しい瀬もあり、流れが岩に激突している箇所もしばしばあるので油断は禁物です。
途中、景色を見ながらライン取りを選択する方法や、白波の立ち方で隠れ岩の箇所を見極める方法等を伝えながら下りました。
かんぽの宿あたりまで来るとちょっと景色が開けて来ます。
少しずつ山の中の渓谷を流れる川から町の中を流れる川へと変わるのを眺めながらダウンリバーします。でも、まだまだ川は油断もすきもありません。
Kさん今日はまったく景色を楽しむ余裕はなかったそうです。
スタートの瀬でウォーミングアップを始めてから3時間、漸く圏央道が多摩川を跨いでいるのが見えてきました。
今日のダウンリバーレッスン、セルフレスキューの練習も結構したのでハードな講習になりましたがKさんにとっては得るものは多かったのではないでしょうか。お疲れ様でした。
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