奥多摩カップのコースを下見してきました
6月12日(日)に氷川キャンプ場~白丸湖間で行われる奥多摩カップのコースを下見がてら下って来ました。
5月20日(金)、青梅市の調布橋水量(-2.47m)でした。今年の5月時点の多摩川の水量は例年よりもやや少な目です。
奥多摩カップ当日には多少水量が増えると思いますが、とりあえず現状の流れについて報告させて頂きます。
まずはスタート直後の落ち込み。1段目も2段目も岩の左側から通過がよいのではないでしょうか。隠れ岩もあるので事前にしっかりとルートを見極めて下さい。
最初の左カーブのザラ瀬はとても浅いです。右岸よりのほうが多少水深があるでしょう。
吊り橋を潜ると難関の岩に絡んだ右カーブ。
例年は最も左のラインを通るのですが、昨年の増水の影響か、左岸よりが土砂で通行できないため、強い流れがぶつかっている岩をかすめて右側を通過するラインを選択せざるを得ません。
この岩がちょっとアンダーカット気味ですので、岩に張り付いて転覆すると嫌ですね。
ここまではスタート地点から歩いて見に来れますので事前にしっかりとラインを見極めてから漕いだ方がよいでしょう。
難関を過ぎてもまだ安心できません。
次の早瀬の最後に本流に隠れ岩があります。早めに左岸よりにラインを取りましょう。
まだ安心できません。少し下るとまた岩がゴロゴロした瀬があります。大きな岩の左岸よりのラインの方が隠れ岩が少なくて安全ですね。
その後、浅いザラ瀬のすぐ先で流れが右岸の岩にぶつかっている箇所があります。右岸よりのラインを選択すると右岸に艇が張り付くかもしれませんので気を付けて下さい。
海沢橋を潜ったところでまた強い流れが大きな岩にぶつかっています。本流を通過して岩の右側にさっと避けられれば良いのですが、避けきれないと岩に激突して沈するポイントになりそうですね。
今日は浅くて艇を擦りながらしか通過出来なかったのですが、左岸にギリギリを通過すると転ばずに下れるルートがありますので、自信のない方は左岸ルートを選択した方がよいかもしれません。
最後に、白丸湖手前に流れの速い瀬があります。瀬に突入する前に岩がごろごろしたザラ瀬があり、隠れ岩を避けようと艇が横向きになると岩に引っ掛かってバランスを崩してしまいます。
当日は水量が増えるとは思いますが、隠れ岩に多少引っ掛かっても前傾をキープして沈しないように気を付けて下さい。
最後はゴールに向かって白丸湖を全力で漕ぎます。この区間が結構長くて疲れますね。
今年のこのコース、昨年の台風の影響で浅くなって進路変わった個所もあり結構難易度の高い川になった印象があります。
水の少ない時に隠れ岩を避けながら漕ぐのも大変ですが、水量が増えると流れが集中しているところで流速が急激に増すため、岩に激突する危険性も増しそうです。
今年カヌーを始めた初級者の方は十分練習を積んでから挑戦して下さいね。
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詳しくは、メール suntarapanio@gmail.com もしくは☎ 080-8900-2434工藤宛お問合せ下さい。
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