白丸湖ロング漕③
昨年12月23日からスタートした冬のトレーニング。レッスンのない日は毎日漕いでいるので今日で連続49日水の上にいます。今日も白丸湖でハイピッチでロング漕。風が強かったのでちょっと苦行でした。
風が強くてさざ波がしっかり立つ日は艇があっという間に減速するので艇速を保つためには速めのピッチで漕ぎたいです。速めのピッチで漕ぎながらも長い時間疲労せず漕ぎ続けられるコツが最近少しずつ掴めてきたので、風が強い日でも1時間ぐらいはハイペースで漕げるようになりました。言葉で説明するのは難しいですけれどもちょっとコツを紹介します。
③体幹の捻りを使う
骨盤と背骨とが接合している仙腸関節。1.5mm~3mmぐらいしか可動しないと言われています。私の仙腸関節が正常に可動しているかどうかは分かりませんが、仙腸関節を捻る先行動作が広背筋を通じて肩、肘、手先に少しずつ遅れて伝わる感じで上手を前に出し、漕ぎ手はその動きにつられて自然にパドリングすることをイメージして漕いでいます。身体の中心部から上方向に、横方向に力が伝わっていく感じです。
先行して捻った仙腸関節は、可動域まで動くと今度は反射的に逆向きに捻る動きが始まり、これを繰り返すことで小気味よく捻る運動を繰り返せるような気がします。
漕ぐ方の肩を前に出して予め上体を捻ってためを作ってから漕ぐイメージや、上手をパンチしながら上体を捻って漕ぐイメージとはちょっと違います。
電電太鼓の軸棒を交互に捻ると紐がうねって玉が後から高速で巻き付くように動くイメージです。こういう漕ぎが出来るためには体幹の筋肉群や肩関節の柔軟性が必要です。パドルを強く握りしめると身体の動きが固くなるので、手の筋肉は末端まで緩めておきたいです。
体幹の筋肉が固まっている中高年パドラーはまずは柔軟な筋肉を取り戻すためにストレッチを沢山することをお勧めします。私は筋トレは一切していませんが、時間があればいつでもストレッチをしています。
スワイショウという動的ストレッチが結構お勧めです。7分ぐらいから始まる身体を捻るスワイショウは特にお勧めです。
フォワードストロークの漕ぎ方はいろいろあります。今回紹介した漕ぎ方は以前カヤック技術編で紹介した漕ぎ方と少し異なっています。自分の身体に合った漕ぎ方を模索するのも楽しいですよ。より疲労しないで、より速く漕げるように。
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