ダウンリバー④(カーブを漕ぐ)
今回は蛇行している流れの漕ぎ方を説明します。
▼目次
①カヤックはカーブの外側に膨らみやすい
ダウンリバー②(水の流れ方)で説明した通り川は蛇行しながら下流に向かって流れます。
ダウンリバーの際は本流を漕ぐと水深があり流れも速いので楽に川下りが出来ますが、流れが蛇行する場所ではカーブの外側の流れが岸に激突したり岸に沿って流れたりします。
また、しっかり漕いで流れより速く進んでいるカヤックはカーブの外側へ膨らみます。
油断して流れに沿って漕いでいると気が付いた時には外側の岸に衝突してしまうのです。
②曲げる動作は早めに
速い流れがカーブする場所が近づいたら早めのライン取りでスムーズに通過しましょう。
まず、本流の外側のラインを漕いでいる場合は少し内側のラインに乗り換えます。
カヤックの向きを変えるスィープストロークは早めに漕ぎます。
カーブの頂点では次に行く方向に向けて漕ぎ出す
カヤックがカーブの頂点に差し掛かるタイミングで次に行く方向に向けてフォワードストロークを始めます。
ワンテンポずつ早く動作すると外側に膨らみ過ぎないライン取りが出来るのです。
③安全策・ショートカットライン
外側に膨らむと危険なカーブでは安全策を取ってカーブの内側の遅い流れを漕ぎましょう。
但し、漫然と内側へ向きを変えて漕ぎ進むとバウが流れの遅い部分に差し掛かるタイミングで急激に上流に向かって回転してしまいます。
バウが急減速するのにスターンが強い流れで下流に流されるから回ってしまうのです。
カーブの内側をスィープストロークする
真っ直ぐ漕ぎ進むためにはバウが遅い流れに掛かるタイミングでカーブの内側をしっかりスィープストロークすれば良いのです。
タイミングが合えば行きたい方向へ勢いよくカヤックが進むでしょう。
ダウンリバーのコツ全10回
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