ストリームアウト②(スィープで角度を作る)
今回はスィープでストリームアウトの角度を作る方法を説明します。
エディーラインの目指した場所に4時、8時で勢いよく突破する力を作るためにはどうすれば良いでしょか。
①キッカケのスィープは早めに
ストリームアウトの角度を作るためのスィープは余裕があれば少し早目に漕ぎます。
但し、その場でカヤックを回転させる遠くを漕ぐスィープではなく、カヤックをゆっくり円運動させるイメージで漕ぎます。
フォワードストロークよりは少しパドルを寝かせる程度でしっかり水を掴んでから丁寧に漕ぎます。
②リーンからフラット
スィープストロークを漕ぐと同時に、スィープする側の膝を持ち上げて上流側にリーンします。
スイープで生まれる遠心力に対抗することが理由のひとつですが、もうひとつ大事な理由があります。
リーンすることにより上流側のサイドのロッカーがエッジ(筋)になります。
するとカヤックは急激に回りづらくなります。その結果カヤックは進みながらゆっくり円を描く動きをします。
カヤックが4時、8時の向きになるタイミングでリーンを起こしながら上流側に強いフォワードストロークを漕ぐとカヤックは4時、8時方向に勢いよく加速します。
スィープは時と場合によって漕ぎ分けることが重要
ストリームアウト時のスィープはその場でなるべく早く向きを変えることが目的ではなく、エディー方向への勢いをつけるキッカケにすることを目指して練習すると、少ないパドルで合理的に勢いよくエディーラインを突破出来るようになると思います。
ストリームアウトのコツ 全4回
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