パドルについて(素材)
上 マーシャス ダウンリバー用パドル ブレード・シャフト共 グラスファイバー
下 ダブルダッチ スラローム用パドル ブレード・シャフト共 カーボン
初心者が始めてカヤックを漕ぐ時はカヤックとパドルは与えられた物を使うだけで、その良し悪しは分からないし特に気にもしないと思います。
でも、身体の大きい人も小さい人も同じパドルっていうのはちょっと変ですよね。
パドルは水との大事な接点になる道具、漕ぐ人の力はパドルを通じて水に伝わるので、パドルがカヤックや漕ぐ人の身体に合わないと上手く漕ぎようがないのです。
私も普段とは違うカヤックに乗った時、多少戸惑うことはあってもそのカヤックの特徴を掴みさえすれば比較的早く慣れて楽しく漕ぐことが出来ますが、パドルが変わると急には身体に馴染ませることが出来ません。
初心者にとってパドルはカヤック以上に大事な道具と言っても過言ではないと思います。
中高年層には「技術は金で買え!!」、いい道具をお勧めします。
パドルの素材
パドルの素材は丈夫さと軽さに大きく影響します。
カーボン製のパドル
軽くて強度もありますが、一点に大きな力が加わると割れる(折れる)時はいっきに割れます。
レースやコンペティション用のパドルはほぼカーボン製です。
上手(空中の手)をクイックに操作しやすく、操作性が高いです。
ケプラーもしくはケプラーカーボン製のパドル
ケプラーという繊維は、カーボン繊維よりはしなりがあるようで、ちょっと湾曲しやすいですが、パキッと割れづらい特徴があります。
肘や肩にかかる水の負担がちょっとマイルドになる印象です。(カーボン製と比較して)
ガラス繊維(グラスファイバー)のパドル
比較的安価で軽く作ることが出来るので、ガラス繊維のブレードのパドルもよいと思いますが、割れやすいので取扱いには十分注意が必要です。
プラスチック製のパドル(ブレード)
しなりがあるので通常の使い方では割れることがありません。
激しい使い方にも耐えるので、ツーリングの途中にパドルが破損しては困る場面では有効です。
但し、10年ぐらい使用していると経年劣化で割れることはあります。
アルミ及びスチール製のシャフト(握り手の棒の部分)
比較的安価なパドルはシャフトがアルミもしくはスチールで出来ているものもありますが、カーボン製のシャフトに慣れるとどうしても重さを感じてしまいます。
次回はパドルの長さについてご説明致します。
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